武蔵菊池会について

武蔵菊池会(以下「当会」といいます。)は、関東を中心に、系図や由緒を根拠とした、肥後菊池氏を祖に持つ家々の社交倶楽部です。

菊池氏の代表的な家紋
菊池氏の代表的な家紋

菊池の興りには諸説あり、もっとも古く遡れるもので『魏志倭人伝』(291年)に登場する狗奴国の官・狗古智卑狗の存在があります。
かなり早い段階より菊池(狗古智)と呼ばれる領域や、その名を冠する菊池彦(狗古智卑狗)の存在があったのではないかとする説です。

現在の私たちに通ずるのは、藤原則隆の肥後国菊池郡への土着(1070年代)によってはじまった、肥後菊池氏とされています。
肥後菊池氏は、南北朝時代に九州全土を掌握。武家としての最盛期を迎えると、室町時代には肥後文教の祖と仰がれ、代々文事に教養が深かった菊池の名を、文武両道の意に昇華させます。
肥後菊池氏が存続した500年弱で、一族には多くの庶流が生まれ、現在まで続く家々の礎となりました。

当会は、これら菊池の後裔集団として、同祖親睦や調査研究などの活動を通じ、広く社会に貢献して参りたいと考えております。

『蒙古襲来絵詞』より